[イベントレポート]BCTECH Summit 2017 出展企業紹介 cognitiveVR #BCTECHSummit
バンクーバーで開催されているBCTECH Summitのレポートです。
サミットでは、スタートアップから大企業まで200社近くのBC州企業が自社の製品やサービスを紹介します。
そのうちの一つcognitiveVRのブースを訪問したので紹介します。
製品概要
VR版用のアクセス解析ツールです。
VRユーザの視線やアクション、経路を記録し、解析します。
記録したデータは3Dモデル上に重ね合わせて確認することができるので、例えばVRユーザが3Dモデル上のどこに注目しているか、何に反応しているか、どのような経路で移動したかを確認することができます。
デモサイト
ゲーム会社の利用が多いとのことですが、他にも車のデザイン会社がユーザの目線を調べるために利用したり、軍のトレーニングでも使われているとのことでした。
VRユーザの個々の行動履歴だけではなく、データの集約結果を得ることもできます。
例えば、3Dモデル上で多くのVRユーザが一番注目している箇所を特定したり、多くのVRユーザが通る経路を調べたりできるそうです。
詳しくはこちらをご覧ください。
データの解析にはAWS EMRを使っており、現時点ではリアルタイムで結果を得ることはできないとのことでした。
顧客と用途
- ゲーム会社
- ユーザの視線の分析
- ユーザのアクションの分析
- ユーザの経路の分析
- 製造業
- プロトタイプ車の3Dモデルを利用し、運転者の目線の分析(どの計器に注目しているか)
- プロトタイプ車の3Dモデルを利用し、運転者の反応の分析(イベントが起きた時にユーザの注意はどこに向き、何をしようとするか)
- デザイン会社
- 店舗デザイン時、来店者の目線の分析
- 店舗デザイン時、来店者の移動経路の分析
- 広告業
- 視聴者の注目点の分析
- トレーニング企業
- 外科手術のトレーニング時に研修者はどこに注目しているか
- 軍事トレーニング中に訓練者はどこに注目しているか